INSTRUCTIONAL DVD FOR GUITAR / Jim Hall
「そういえば、Jim Hallがどうやって弾いているか、動画を見て研究したことがないなぁ。昔ギターやってたときは好きなギタリストのブートのVHSを必至で探して買ってたのに」 と思って、最近はたまにJim Hallの動画を探しています。
意外と作品としてまとまっているものは少ないと思います。
Jim Hall アルバム蒐集 さんの DVD カテゴリを見てみると
の二つの教則ビデオが気になります。
INSTRUCTIONAL DVD FOR GUITARを買ってみました。
内容はとにかくJim Hallの手元のクローズアップ中心の演奏が以下の6曲収録で、演奏後解説が少々という形式。スタジオ収録ライブDVDとしても楽しめます。
- Subsequently
- Two's Blues
- Three
- All Across The City
- Something Tells Me
- Something Special
1993収録ですが、元気に立って演奏していて、内容もいいです。
- Subsequently (Music Masters, 1992)
- Youkali (CTI, 1993)
- Something Special (Inner City, 1993)
- Dedications & Inspirations (Telarc, 1993)
あたりのオリジナルをバンバン出していた時期ですね。
2曲目 Two's Blues では最初レコーディングレベルを上げ過ぎていて音が割れているのですが、途中でかなり下げられて小さくなりすぎたりと、録音クオリティは今一つ。
このDVD、冊子が付いていていまして、#○○だとか譜例に番号まで振ってあるあるのですが、ここは#○○だよ!などの解説があるわけではないのと、海外版なので字幕もないし、なかなか読み解くのは難しいです。が、All Across The Cityの各コードのダイアグラムが載ってたりとなかなかよい素材です。
ちなみに All Across The City は演奏後にコードの押さえ方を全部実演してくれます。これが大変美しい!
アルバム「All Across The City」収録の Something Tells Me ではソロ・ギターが見られます。固定アングルのため、全運指が見られますので完全コピーを目指してもいいかも。
一番最後には、なんとチャーリー・クリスチャンの Boy Meets Goy(Grand Slam) のソロを弾きます。しかも間違う!笑
intermodulation.hatenablog.com
全部通して見てみると
- シングルノートはフロントピックアップの真ん中当たりを弾く
- コードを弾くときは15フレット〜フロントピックアップの中間あたりを弾くことが多い
というのが分かりました。
これだけクローズアップが見られるものは少ないと思いますので、オススメです。