How Deep Is The Jazz

Jazzの研究とJazz Guitar練習記

Undercurrent / Bill Evans and Jim Hall (2) 収録曲

Undercurrentの収録曲を調べてみました。

1. My Funny Valentine (Richard Rodgers, Lorenz Hart)

スタンダード中のスタンダード。 一番有名なのはMilesの演奏でしょうか。

この速いテンポで演奏されるのはめずらしいと思います。
最初は曲名を見ていなければMy Funny Valentineに聞こえない人も多いのではないでしょうか。

この曲でJim Hallが4分音符ごとに違う和音を弾くパートがあって、それが"ハーモナイズド・ベースライン"という名前で有名です。

2. I Hear a Rhapsody (Jack Baker, George Fragos, Dick Gasparre)

こちらもスタンダード中のスタンダード。 My Funny Valentineでワーっと驚いて、次にこの曲のイントロでぐっときてやられた、という方も多いのでは。

この遅いテンポで演奏されるのは珍しいと思います。

Jim Hallが普通のテンポでLIVE!でやってます。

I Hear a Rhapsody

I Hear a Rhapsody

3. Dream Gypsy (Judith Veveers)

Judith Veveers作曲とありますが、これ検索しても誰だか分かりません。誰かの変名じゃないでしょうか。他に作った曲も出てきませんし。 契約関係でクレジットを別の名義にしたんでしょうかね。 次のRomainがJim Hallのオリジナルですし、Bill Evansのオリジナルが入らないのはおかしい。曲調的にEvans作曲と言われても違和感ありませんので、ひょっとして。 後にElvin Jonesがやってたりします。

DREAM GYPSY

DREAM GYPSY

4. Romain (Jim Hall)

Jim Hallのオリジナル。ですが、これは不思議で、その後、たぶん演奏していません。 なんででしょうか。Jim Hallは結構自分のオリジナルを何度も何度も演奏・収録する人なんですがめずらしい。

5. Skating in Central Park

は John Lewis 作曲。

ジョン・ルイスはピアニストで、モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)のリーダー。

1959年リリースのMusic from Odds Against Tomorrowというサントラの一曲目。

Music from Odds Against Tomorrow - Wikipedia

Skating In Central Park

Skating In Central Park

  • ダン・ジャズ・カルテット
  • ジャズ
  • ¥150

6. Darn That Dream (Eddie DeLange, Jimmy Van Heusen)

は1939年リリースのスタンダード。

Darn That Dream - Wikipedia

マイルスも、モンクも、チェット・ベッカーも、名だたる巨匠がやっていますね。

最近だと、カート・ローゼンウィンケルがやってます。

Darn That Dream

Darn That Dream

振り返りますと、(たぶん)それぞれのオリジナルが一曲づつ、スタンダードが3曲、当時としては新しめの曲が一曲という構成。 Intermodurationと同じ感じですね。ただMy Funny~がキャッチーなのとジャケットの美しさ、ギターとピアノのデュオの先駆けであることから、だいぶ今作が有名になった、ということではないかと思います。