How Deep Is The Jazz

Jazzの研究とJazz Guitar練習記

Logic Pro Xをギターアンプ、チューナー、レコーダー、メトロノーム、マイナスワンとして使う

僕は現在、ギターアンプを持っていません。

ではどうしているかというと、MacBook ProもしくはAirにLogic Pro Xをインストールして、内蔵のAmp Designerというアンプシミュレーターを使っています。そしてLogic Pro Xがギターの練習環境になっています。

どういうことですか?

Logic Pro XはDAWなので

  • チューナー(ギターチューナー内蔵)
  • レコーダー(DAWなので当然レコーディングできる)
  • メトロノーム(録音用のクリック)
  • マイナスワン(の再生。Audio Fileを再生するだけ)

という、ギターに練習に必要なものがほとんど入っています。

MIDI音源も充実していて、スコアエディターという楽譜機能も強力なので、なにかと重宝します。

加えて、Amp Designerというアンプシミュレーターを内蔵しているので、ギターを繋ぐだけでいろいろなアンプで鳴らす(のと同じような)ことができます。

まず、チューナーでチューニングして、スケール練習っぽいものはメトロノームを鳴らしながら、その後アドリブ練習なんかではマイナスワンを流しながら、という感じで練習しています。 どちらの場合も、自分の演奏をレコーディングしていて、弾いたあと聞き返しています。 当然ながら、同じスピーカーから同じアンプシミュレーターを通して再生するので、弾いたそのままを聴くことができます。

構成

ES-175D(Guitar) -> UR22 (Audio Interface)のInput -> Logic Pro X(のAmp DesignerのJC-120っぽいもの) -> UR22 -> FOSTEX NF-01A(パワードモニター)

で175の音がJC-120っぽいアンプから出ている状態になっています。 (JC-120が好きかと言われればNOですが、スタジオに行くとこればっかり置いてあるので、このアンプでいい音が出せるようにしておこう、という感じで使っています)

UR22は15000円ぐらいで24bit/192kHzというスペック。 レイテンシーもLogic Pro Xの設定では32 samplesというまったく気にならないレベルでノイズもなく安定して使えています。

仮に、サンプリングレートを44.1kHzとすると 32 / 44100 = 0.000725 秒 のレテンシーとなります。人間が知覚するのは不可能なレベルです。

音がいいかと言われると以前使っていたRME Hammerfall Multifaceの方がよかったような気もしますが、USBじゃないのでMacと繋げるのが難しく、この辺の事情も考慮するとかなりコストパフォーマンスがよいと思います。

Logic Pro Xは23800円でDAWの最高峰のものが手に入ってしまうので、こちらもコストパフォーマンスはかなりよいと思います。

Logic Pro

Logic Pro

  • Apple
  • ミュージック
  • ¥24,000

Logic Pro Xをギターアンプとして使う

設定方法を解説していきます。

(今日、MacBook Proが不調でメインをMacBook Airに切り替えたのですが、Logic Pro Xでギターの音がモニタリングできるまでの設定で苦労したので記録)

まず、UR22の場合Audio MIDI Setup f:id:intermodulation:20150408224245p:plain

でSampling RateをInput / Outputともに希望の値(僕は96kHz)にしておきます。 f:id:intermodulation:20150408224156p:plain

つぎにLogic Pro Xを起動します。

Empty Projectを選びます。 f:id:intermodulation:20150408222953p:plain

Trackの追加でAudioを選んで一つ追加します。 f:id:intermodulation:20150408223101p:plain

こんな感じでトラックが一つできるので、[R] ボタンを押しておきます。 f:id:intermodulation:20150408223203p:plain

次は全体のオーディオ設定に行きます。 f:id:intermodulation:20150408223731p:plain

Output Device: Intput Device: で使うオーディオインターフェイス(ここではUR22)を選んでおきます。 I/O Buffer Size: は最小を選びます。もし最小でノイズが出る場合は少しずつ値を大きくしていきます。 値が大きくなればレーテンシーは増えていきます。

さらに、となりのGeneralタブを選んで、かならずSoftware Monitoringにチェックを付け、次のInput monitoring only for... のチェックを外します。 f:id:intermodulation:20150408224023p:plain

さて、トラックの方に戻ります。

左下の方のミキサーの部分で、ギターを繋いだチャンネル(ここでは2)を選びます。 [Input 2]の部分です。

f:id:intermodulation:20150408223249p:plain

次はその下の[Audio FX] の部分をクリックして、Amps and Pedals -> Amp Designer -> Monoを選びます。 f:id:intermodulation:20150408223458p:plain

すると、こんな画面が出るので好きなアンプを選んでください。 f:id:intermodulation:20150408223616p:plain

いろんなアンプを選んで、好きな音を作ってみてください。 f:id:intermodulation:20150408224456p:plain

さて、ここまでできたら、ナビゲーションバーの赤い録音ボタンを押してギターを弾けばそのままレコーディングできるはずです。 f:id:intermodulation:20150408224616p:plain