How Deep Is The Jazz

Jazzの研究とJazz Guitar練習記

Jim Hall / Angel Face (1)

ここ三ヶ月ぐらい、Intermodulationの4曲目、Angel Faceをコピー・採譜していましたが今日、楽譜化まで完了しました。

フレーズの紹介とかは次回以降にして、今回はコピーしての感想などを。

いやぁ、この曲は美しい。

テンポはかなり遅い、BPM 70ぐらいです。 KeyはA。

ですが、コード進行が今一つ分かりません。 理由としては

  • スタンダードではないので楽譜がない
  • Jim Hallがめちゃくちゃ弾くので分からない

の二点です。

この曲、以前も紹介しましたが、Joe Zawinulの曲で、キャノンボール・アダレイが演奏しているのがオリジナルなんですね。
で、他に演奏している人はほとんどいません。
なんでこのアルバムで取り上げられたのかも分かりません。
なので、スタンダードとは言いづらく、楽譜が見当たりません。

そこで、演奏から進行をと思うのですが、Jim Hall先生はめちゃくちゃ弾いているので分かりません。 具体的にはsus4が多いので、元の進行が予想しずらいのと、AA'BAだとして同じA'なのに毎回弾いているコードが違うなんていうのはざらです。 たぶん、Bill Evansもかなり自由に弾いていると思うので、よくこんな美しく成立するなぁと、うなるばかりです。

しかし、元のコード進行が分からないと、どう解釈しているとかリハモだなとか考えにくいので、研究しづらいなと。

今後は、このスタンダードはこの進行だよねーと分かるセッションでやる曲TOP50に入るようなものをコピーしようと思います。

ソロはAA'BA全部一人でということはなくて、途中で交代します。 どれも美しいしいので、適当に進行を想定して他の曲に当てはめて弾くと面白いかなと思っています。