How Deep Is The Jazz

Jazzの研究とJazz Guitar練習記

Archtop Tribute AT101 Classic / WALKiN' を買いました

Jazzをやろうと思って最初に買ったGibsonのアイスティーサンバーストの ES-175D(69〜72年)を長らく使っていたのですが この175、買ったときからかなりトップ落ちしていました。

その分だいぶ安かったのですが、やはり安かろう悪かろうで、ついにオクターブチューニングが合わなくなってきて、ここ1ヶ月ぐらいは1/4ぐらい合わなくて気持ち悪くてしょうがないので、新しいのを買いました。

いくつか候補があったのですが、Live In TOKYO(1976)ぐらいまでJim HallはP90というシングルコイルピックアップの175を使っているんですね。 こういうやつ。

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シングルコイルなのでノイズを拾いやすいし、ハウリングもしやすいそうです。

ES-175DはPAFというハムバッカーが搭載されています。

ストラトキャスター(シングルピックアップ)とレスポール(ハムバッカー)で言うと、P90はストラトキャスターよりの音と考えるとイメージしやすいと思います。

あと、ES-175D(69〜72年)はDなのでピックアップが二つ付いていたのですが、フロントしか使わないし邪魔だなぁと思っていました。 もう一つ、PAFはピックアップカバーが金属なので、ピックアップ付近で弾くとピックがあたってカチカチ音がなるんですね。

以上から、P90でピックアップ一つのモデルにしようと考えました。

色はサンバースト。

そこで選んだのが、以前から気になっていたWALKiN'という渋谷のJazz Guitar専門ショップのオリジナルである、Archtop TributeシリーズのAT101 Classicでした。
他で買おうと思っても、この仕様はGibsonからは復刻も出てないし(175DでP90ならある)、Gibsonのオールドしかないので50万円以上コースになります。

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P90のシングルピックアップモデルのAT101 Classicはなんと税抜き10万円を切っているんですね。

http://www.walkin.co.jp/guitars/290010.htm

試奏したところ、家とアンプが違うので音の善し悪しは分からないのですが、弾きやすいしなによりオクターブチューニングが完璧(新品なので当たり前ですが)。 あとP90の生っぽい音がするなぁという印象でした。

そこで即決して購入。

音はといいますと

  • ギター : Tone 6, Volume 6.5,
  • アンプ(DV Mark Jazz 12): Volume、リバーブ、Bassが9時、他は12時

で弾くとこんな感じです。
(レコーダーの位置が悪くて、方チャンネルよりになっています)

入門の一本目はこれにしとけばよかったー!という感じです。

ES-175Dと比べると、はやり70年から弾かれていたギターなので鳴りは圧倒的にES-175D。 AT101 Classicも弾いていれば鳴るようになるんじゃないでしょうか。 アンプに繋ぐと分かりません。 抜けとエアー感もES-175Dが圧倒的。その辺は弾きこんでみてからですね。

次のギターは1950年代のP90搭載 ES-175を狙っていますが、そのときのリファレンスにもなるレベルだと思います。

不満は、仕様かどうか分からないのですが、ヴォリュームの変化がおかしいのが気になるぐらいです。 10-6ぐらいまで変化なし、その後少し下がっていって3から2ぐらいで半分になりという感じのカーブで、6から2ぐらいまでしか使えません。 特に困っていませんが、だいたいいつも6と2までの間で使っています。

コストパフォーマンス、異常に高いのでオススメです。 他のオススメポイントとしては、購入するとついてくるハガキでユーザー登録すると二年保証になるそうです。