Charlie Christian研究入門 3. THE LEGEND OF CHARLIE CHRISTIAN
Charlie Christianの決定版的書籍がでました。
とにかく全部入り、という感じです。
僕の発見は大きく二つあります
熱いテイクは他にもあった
お昼のお仕事、ベニーグッドマンとのスタジオ録音
と
夜のジャムセッション(Jazz Immortal / ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン / After Hours)
で、主要なところは全部かと思っていましたが、なんと他のセッションものもあるということが分かりました。
そちらの音源は、Complete何々、みたいなのに入っているようですが廃盤です。
本書のスコアでも取り上げられている熱いテイクは「Blues In B」というフランスの特別編集版
にまとめて入っているようで、これと以前書いた
でスコアの曲は全部揃います。
「Blues In B」は2007年の発売で、以前紹介した2015年発売のJazz Immortalの方が音質がよいです。なので、ジャムセッションの音源をコピーするなら、Jazz Immortalをオススメします。 ザ・オリジナル・ギター・ヒーローは2013年発売で、こちらも「Blues In B」より音がいいです。
Jim HallはCharlie Christianをコピーしていた
これはJim Hallのインタビューでも書いてあったのですが、本書を読んで、以前から気になっていたJim Hallの奏法の源流がCharlie Christianだと分かりました。 具体的には、Live In Tokyoで同音異弦を弾くフレーズがあるのですが、Charlie Christianがやっていたようで、たしかにフレーズも似ています。 なるほどなぁ。
intermodulation.hatenablog.com
特に、採譜したGrand Slam のソロに衝撃を受けたとのこと。 なんと、Jim Hall研究とも関連していたとは。