コードの耳コピ
ジャズでコピーといえば、聴いてコピーすることですが ギターにはタブ譜というものがあるので、それを見てコピーすることと区別するために 聴いてコピーすることを耳コピー、ちょっと略して耳コピといいます。 ちなみにジャズを真剣にやるなら、タブ譜とはサヨナラして、常に楽譜で考えられるようにしたほうがよさそうです。
さて、耳コピ用にはいろいろなツール類があるのですが、一番使うのはピッチはそのままで再生スピードを変えられるモノです。 試した結果、僕はLogic Pro Xでやるようになりました。Logic Pro XにはFlexという機能があって、マスターテンポを変更するだけで再生時間を一瞬で変更できます。 たとえば、テンポ120の状態でFlexをオンにして、テンポを60にすると、1/2のスピードになるわけです。
https://support.apple.com/kb/PH13083?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JPsupport.apple.com
アルゴリズムはPolyphonicが基本です。
ギターの場合、単音は簡単ですがコードのコピーが本当に難しい。複数の弦を直接振動させるので、倍音が複雑になるからだと思います。
僕なりのコードをコピーするコツは
- まずルートを取る。一番低い音なので簡単。
- そのためにも先に曲のコード進行を黒本などの譜面集で調べておく
- 黒本に無い曲はトライしない。よっぽど好きでもない限り、セッションで演奏することもないので問題なし。
- トップノートを取る。一番高い、目立つ音なので簡単。
- ルートとトップノートの間を試行錯誤して埋める。まずは1音ずつ足していく。
- ちょっとでも雰囲気違うな、となったら絶対間違っている。
今日は8小節のイントロをコピーするのに3時間ぐらいかかりました。
イントロは(定番のイントロがあるもの以外)譜面集にコード進行が載っていないので、全部拾うことになります。 イントロの終わりは[A]のドミナントがじゃーんと鳴ることが多いとか、パターンがあるとは言えけっこう大変です。