Joe Pass & J.J. Johnson / We'll Be Together Again
ジャズでよく演奏される楽器で和音を出せるものは実は結構少ない。
- ピアノ
- ギター
- オルガン
- ヴィブラフォン
ぐらいか? (ベースだって、ヴァイオリンだって出せると言えば出せますが、ほとんどやりません)
この4つだとピアノが圧倒的に多くて、ギターも少ないといえば少ないのですが、にしてもオルガンとヴィブラフォンよりは多いと思います。
なので、デュオといえば、いろいろな組み合わせが考えられますが、伴奏もできるギターかピアノ(以下、伴奏楽器)と、もう片方は(基本的には)単音しか出せない楽器(以下、単音楽器)ということになります。つまり、ピアノとギターは他の人と組みやすい。 逆に言えば、ギターとピアノのデュオは両方伴奏もできるめずらしい組み合わせなのです。両方伴奏楽器なので、Undercurrentの登場まではあまり組むことはなかった、和音を出しあうとぶつかるし というような楽器事情があると思います。
さて、単音楽器 + 伴奏楽器デュオは、単音楽器がソロを終えて伴奏楽器のソロになると本当にソロになります。コード進行を示しつつソロを取る必要もでてきます。途中、単音楽器がちょいちょい合いの手を入れてきたりはしますが、たとえばヴォーカルとギターのデュオの場合、ギターがソロのときはヴォーカルは完全にお休みになります。
さて、(僕のiTunesライブラリを探すと) トロンボーンとギターのデュオが二枚 ピアノとサックスのデュオが一枚 ありました。
その中で今日は Joe Pass & J.J. Johnson / We'll Be Together Again
を聴いています。
中でも一曲目のWaveがなんとも美しい。 いきなり日曜日の16:00ぐらいがやってくる感じです。
Solar なんかでJoe PassのソロのときにJ.J. Johnsonがププップーと合いの手を入れてくる瞬間がなんともよい感じであります。