ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 ぼくとジムランの酒とバラの日々
最近はジャズ研究の一環としてジャズ喫茶文化を調べたり、実際に行ったりしている。 ベイシーはよく名前が出てくるお店で、いつか行ってみたいと思いつつ岩手はなかなか用事がない。 本が出ていたので読んでみた。
機材番号などの専門用語が理解できないけど、読んでいて面白い。 もう、ジャズやオーディオが別のものに思えてくる格闘記と人とのやりとり。
「ジャズの演奏はレコードに残っているけど、そのレコードを再生した音楽は記録できない」 といった趣旨の発言が心に残った。
つまり 「誰かがすごい音でレコードをかけてくれたんだよ」
「どんな音だった?」
「すごい音だったよ」
という会話しかできない、という意味である。
なるほどなー。